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難波田龍起 in 東京オペラシティアートギャラリー

  • 執筆者の写真: Mayumi Yokoyama
    Mayumi Yokoyama
  • 2025年12月20日
  • 読了時間: 3分

お気付きだろうか?

横山は抽象画展ばかり見に行っている!と。


具象画は、その絵画の歴史的背景や絵画史の流れ、絵画技法に精通していないと真の意味を理解できないような気がして、とてもハードルが上がってしまうのだ・・・

(美術専攻ではない者のコンプレックス爆発が原因でお恥ずかしい限り。)

それに対し、抽象画というのは、感覚に直接訴えてくるような表現も多く、受け取り方も自由であっていいような気がして好きなのだ。

これも勝手な解釈だろう・・・すみません。


初めて難波田龍起作品を見たのは、世田谷美術館の常設展だったろうか?

数ある作品の中から、難波田龍起が心に残ったのも、直接心に入ってくる感覚があったからだ。

今回はその難波田龍起作品三昧とあっては、行かないわけにいかない!

という事で、相変わらず滑り込みで鑑賞してきた。

(そして、超時差投稿ゆえに、展覧会はとっくに終わっていて申し訳ない・・・)



この展覧会の特筆すべき点は、絵画ごとの説明が全く展示されていないという点だ。

作品には番号のみふられており、詳細は別紙ご参照あれ!という構成。


こんな展示を待っていた!

抽象画は特に、自由度を持って見たい私には、タイトルも知らず、まず作品を感じたいのだが、なかなかそういうわけにいかない展示方法をしている事がほとんど。

順路に沿って見ていくと、どうしてもまず作品情報が配置されていて、それを見た後に作品を見る、という流れが多いのだ。

先入観を持ちたくない私は、いかにこの作品情報を目に入れないようにするか、というストレスがいつも生じている。

せめて、配置を逆にしてほしい・・・と思っていたのだが、今展覧会こそが大正解では?!

と異常に感激した。


そして、この展示方法を利用してある遊びをしながら見ることにした。

【私がタイトルを付けるとしたら?】

というものだ。

今回はその遊びの一部を披露しようと思う。

あなたもご一緒にどうぞ!


まず絵画をじっくり味わう。

そして絵画から得た自分の感覚を、タイトルにしていくのだ。

START!



36

横山タイトル【地球】

作品データによるタイトル【たたかいの日々】


なんとも面白い答え合わせだった。

私にとって、【地球】とは【たたかいの日々】なのかもしれない・・・

などと思ったり。




37

横山タイトル【戦争】

作品データによるタイトル【青のコンポジション】


私の具体的なタイトルに対し、作品データによるタイトルが抽象的!!

こういう乖離もまた一興。

表現というのは、時に受け取る側が勝手に尾ひれはひれをつけるものである。



56

横山タイトル【魂の生まれるところ】

作品データによるタイトル【不思議な国(C)】



79

横山タイトル【あちらにとどまる人、こちらに来る魂】

作品データによるタイトル【無窮A】



83

横山タイトル【まだ荒削りな地球】

作品データによるタイトル【暁】



近いようなタイトルもあれば、全く違うものを見出していることもある。

この「違い」により、自分を見つめることが出来るというのが、この遊びの醍醐味であったりもする。

正解を目指すのではなく、自分の感覚を大切にする、ためにやってみて欲しい。

アートの役割のひとつに、それがあると思うから。



パレットすらアートな難波田龍起。

本当に素晴らしい文化体験が出来る展覧会であった。











 
 
 

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